症状や特徴
“症状としては「炎症によって赤く腫れる」、「うみがたまる」、「肌組織を破壊する」などの症状があります。
一例として症状を状態に分けて解説しておきます。下記をご参照下さい。
第1段階:初期のニキビ
「微小面ぽう」と呼ばれます。
この状態は、角質に含まれている水分量が低下することにより乾燥などが起こり、肌のバリア機能が低下して狭くなった毛穴に角栓が詰まり、中で皮脂が溜まりやすくなっている段階です。
初期ニキビは肉眼では確認が難しい為、この段階で治療を始めることはほとんどできません。
その為、あくまでも治療ではなく予防が最大のケアといえます。
肌の保湿をしっかり行って、とにかく乾燥を防ぐことが一番大切です。
第2段階:白ニキビ
毛穴中で皮脂が溜まりはじめている状態です。
人の肌に常在している菌も、中に溜まりはじめた皮脂を栄養としてこれから増殖しようとしている状態でもあります。
「コメド」と呼ばれる小さな白い点が、肌に出始めます。
白くてポチっとしたものが肉眼でようやく確認できるようになります。
第3段階:黒ニキビ
毛穴の中の皮脂は、限界まで溜まると毛穴から外に出てきます。
毛穴から顔を出した部分の皮脂が、空気中の酸素に触れて酸化し始めた状態を指します。
この段階だとニキビがすぐに分かる為、鼻など場所によってはかなり目立つようになってきます。
この段階では、皮脂が酸化しているだけで痛みを伴う症状ではありません。
第4段階:赤ニキビ
この段階からようやく一般的な「ニキビ」と言われるような状態になります。
毛穴中の菌が十分に繁殖してしまい、毛穴の中で活発になります。
毛穴中は炎症を起こし、痛みも伴うようになってきます。
正式には赤色丘疹と呼ばれるくらい、赤い丘のようにプクっと膨れ上がってきます。
赤ニキビの場合大きく強い痛みがある場合が多いです。
第5段階:黄色ニキビ
この段階まで進んでしまうと、ニキビの重症化といわれる症状になってきます。
真ん中に小さくポチっとした乳白色のふくらみが見えるようになります。
この症状は黄色ニキビと呼ばれ、毛穴の中に膿が溜まっている状態になっています。
膿とは白血球が抗体しようと戦った結果、残った死骸や壊された細胞の残骸が溜まったものです。
膿が溜まっている毛穴は、まわりの細胞組織もだいぶ壊されていており、ニキビ跡が出来る可能性が高くなってきます。
第6段階:紫ニキビ
通常なら末期症状といえば黄色ニキビまでの事をさします。
ですが体質によって、さらにもう1段階悪化した状態に進んでしまうことがあります。
それが紫ニキビとよばれるニキビです。
紫ニキビは黄色ニキビを放置したからといって、必ずしもなるわけではありません。
症状具合や毒素や老廃物がうまく排出できていないと、この症状に進むことがあります。
この紫ニキビは毛穴中に膿だけでなく血も溜まってしまい、赤黒く硬く腫れあがります。
紫ニキビまで症状が進むと、肌内部で受けたキズが真皮にまで届いてしまう場合が多く、
「ニキビ跡」として残ってしまう確率が非常に高くなります。
ニキビができる原因
顔に出来るニキビは他のニキビ同様「角栓によって詰まった毛穴内部に皮脂が溜まることによって発症する」という経緯は同じですので一般的なニキビ対処方法で大丈夫です。
要因としてはホルモンバランスの乱れであったり、不衛生な衣服からの雑菌移動などがニキビの発生や悪化の要因となります。
ただし、思春期になってから発症しやすいため「ホルモンバランスの乱れ」による影響が大きく関係をしてきます。
その他の原因としては生活習慣や食生活の乱れ、ストレスなどが挙げられます。
原因としてお風呂場での洗い残しが原因の場合もあります。
お風呂場で洗顔料を十分に洗い流せていないことによって発症するケースもあります。
特に朝、お風呂に入られる方は比較的洗い残しが多い傾向がありますので念入りに洗い流すことをオススメ致します。
その他としては紫外線やジェルなどの刺激によっても発症することがありますので注意が必要です。
自宅でできるニキビの対策方法
衛生面での対策が大事になります。顔にふく際にはハンカチ等を常に清潔なものであるように日々すると効果的です。
また、髪の毛を伸ばしている(ロング)場合には患部がある場合でもない場合でも極力触れさせないように注意する・対策することが大切になります。
これらと同時に肌のケアを同時に行うことも重要です。
ホルモンバランスの乱れや、不規則な生活、心理的なストレスによってすぐに発症してしまいますので睡眠の時間・サイクルであったり、食事での栄養バランスやカロリー、ストレスをためずに発散することなどを注意すると良いです。
その他としてはサプリメントを食生活において常に摂取するようにしましょう。
現在の日本人女性の方は、正しくサプリメントを摂取できているとは言えません。このままでは身体にとって必要な栄養素が十分に回らない為、ニキビが常に発生しやすくなってしまいます。
食生活において常にサプリメントは飲むように意識しましょう。多くの方は不足した栄養のみを補えばいいと思いがちですが、そもそも現在の食生活では必要な栄養素が常に足りていないのが現状です。
昔に比べて野菜等の栄養価が下がっているといった原因もあり、昔に比べて胸ニキビの発生件数は増加しています。
他の病気の予防としても言えますが、医師に相談をするなどして自身の身体にはどの栄養素が足りていないのかを把握し常にとるようにすることが簡単にでき、効果的な予防になります。
ニキビ治療専門クリニック
「ニキビを治すだけの治療」は、「毛穴が塞がり、皮脂分泌が過剰で、ニキビ菌に感染しやすい肌の状態」を変えることは一切出来ません。
その為「ニキビができる前に肌ごと破壊し、皮脂を止め続け、殺菌し続ける」という対処になります。これでは胸ニキビを本当に治したとは言えません。
下記にニキビ治療において名医と言われる方やお勧めの病院を記載致します。
もし、現在お悩みの方であったり相談がある方はご活用下さい。
★北海道・東北
医師:國分純 病院名:國分皮膚科(北海道)
医師:佐藤雅英 病院名:佐藤まさひでクリニック(宮城県)
★関東エリア
医師:大山克巳 病院名: 大山皮膚科(東京都)
医師角田美英 病院名: かくた皮膚科クリニック(東京都)
医師:実川久美子 病院名:実川皮フ科クリニック(東京都)
医師:林伸和 病院名: 虎の門病院(東京都)
医師:宮田成章 病院名: みやた形成外科・皮ふクリニック(東京都)
医師:森山ゆうき 病院名:森山皮膚科(神奈川県)
★中部・北陸・東海エリア
医師:渡辺薫 病院名 渡辺皮フ科クリニック(愛知県)
医師:関太輔 病院名セキひふ科クリニック(富山県)
★関西エリア
医師:黒川一郎 病院名:明和病院(兵庫県)
医師:赤松浩彦 病院名:石井病院(兵庫県)
医師:谷岡未樹 病院名:谷岡皮フ科クリニック(京都府)
★中国・四国エリア
医師:沼田恒実 病院名:沼田皮膚科クリニック(広島県)
医師:村上早織 病院名:村上皮フ科クリニック(愛媛県)
医師:窪田泰夫 病院名:香川大学医学部附属病院(香川県)
★九州・沖縄エリア
医師:上田説子 病院名:上田説子クリニック(福岡県)
さいごに
ニキビができると気分まで落ち込んでしまうものです。。。
そんなあなたの気分を変える手助けになれたでしょうか?何かの助けになっていると幸いです。