<お悩み別>美白化粧品の種類と効果

美白化粧品

美白化粧品と一口で言っても、色々な種類のものがありますよね。
皆さんは自分にあった美白化粧品の選び方をご存知ですか?
美白商品のラインナップとして代表的なもので大きく分けても、「美白化粧水・美白美
容液・美白乳液クリーム・美白パック」と4種類あります。なおかつ、その中で細かく分
けると「医薬品・医薬部外品・その他」に分かれます。また、化粧品に含まれている成
分により、同じ「美白」を謳っていても、効果が異なります。
自分に合ったものを選ぶために、それぞれの種類の特徴や効果の違いを見ていきま
しょう。

美白化粧品の主なラインナップと特徴

◎化粧水

クレンジングの肌を整え、美容液などの有効成分を肌に浸透しやすくする働きをもっています。また、美白には水分が不可欠なので、美白成分に注目することはもちろん、肌に潤いを与えるために、保湿成分が入った美白化粧水を選ぶことが大切です。

◎美容液

数種類の有効成分が高濃度で配合されており、肌に必要な栄養を与える働きをします。美白化粧水と組み合わせることで相乗効果が得られます。他の化粧品に比べてもかなりの美白効果が期待できますが、そのぶん高価なものが多いです。

◎乳液・クリーム

どちらもスキンケアの仕上げとして使用するアイテムで、油分と有効成分を補い、肌の水分蒸発を防ぐ働きをします。乳液は水分が多め、クリームは油分が多めという違いがあります。必ずしも両方使う必要はありませんので、どちらか肌に合う方を選びましょう。

◎パック

夜寝る前のお手入れに使用します。特に日焼けした後や、乾燥が気になる時などに特に効果的で、他のものよりは即効性があるため、美白には欠かせないアイテムです。特にシートタイプのものは、美白美容液がたっぷりと含まれたシートを肌に貼るだけなので、とても手軽に使えます。

「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の効果や効能の違い

◎医薬品

医薬品とは病気や症状の治療や予防を目的とした「薬」のことで、たいていは「医療用医薬品」(処方箋による指示が必要なものなど)を指します。厚生労働省で効果を認められた美白成分が配合された化粧品です。
たいていの美白の医薬品は、症状に応じて病院などで処方してもらう必要があります。効力がある分、副作用を伴うものもあります。医師から処方されるもの以外に、一部は「一般用医薬品」として、ドラッグストアなどで購入できるものもあります。

◎医薬部外品(薬用化粧品)

化粧品としての基本的な効果に加えて、肌荒れやにきびの予防、美白などの効果をもつ「有効成分」が配合されているものを、化粧品と医薬品の間に位置するものとして、「医薬部外品」に分類されています。「医薬品」よりは人体に対する作用が緩和なため、副作用の心配はありません。ただし、効果が出るまでに数か月など日数がかかるため、自分にあっている化粧品かどうかを見極めるには、長い目が必要です。
多くの場合、薬局やドラッグストアなどで販売されています。「医薬部外品」であるかどうかは、「医薬品」と同様に厚生労働省が指定しています。

◎その他(上記以外の化粧品)

「医薬部外品」と比較して、さらに効能・効果が緩和なもので、美しく見せる、清潔にする、健やかに保つなどの目的で使用される一般的な化粧品を指します。医薬部外品と同じ成分が含まれている化粧品もあり、ある程度の効果が実証されている化粧品もありますが、薬事法により、パッケージに表記できる効能・効果が制限されています。ただ、一般的には同じ原料の「医薬部外品」と「化粧品」では、「医薬部外品」の方が薬剤の量が多く、有効性が高いと言われています。

美白に有効な成分とは?

美白化粧品を選ぶ際、「医薬部外品」という表記があるものを購入すれば、ある程度の効果を期待でき、副作用などの心配もなく使用できるということになります。
でも、どうせなら自分に合った成分を多く含んでいる美白化粧品を選びたいですよ
ね。最後に、代表的な美白成分についてご紹介したいと思います。

◎アルブチン

αアルブチン・βアルブチンの2種類があり、肌にシミをつくる原因となるメラニンの生成を抑制します。αアルブチンはサンタベリーや梨などの植物に含まれており、β-アルブチンはウワウルシに含まれています。αアルブチンの方がβ-アルブチン
に比べて肌なじみが良く、10倍の美白効果が期待できます。どんな種類のシミにも効果がありますが、すでに出来てしまったシミを消す効果ではなく、あくまで予防としての効果があります。

◎コウジ酸

麹由来の成分です。昔から麹を扱う職人さんの手が白くきめ細かいことから、麹に含まれる成分が研究されるようになりました。コウジ酸はメラニンが黒くなることを防いでくれるため、肌を白くしたり、シミを薄くしたりするなどの効果があります。

◎ビタミンC誘導体

ビタミンCを吸収しやすくしたもの。抗酸化作用や新陳代謝を促す作用や、できてしまったメラニンを還元して色素沈着を防ぐなどの美白作用があります。他にも色々な肌トラブルに効果が期待できる美容成分です。

◎ルシノール

化粧品メーカー「POLA」が開発した美白成分で、モミの木に含まれる成分を改良した化合物です。メラニンの生成を抑制し、シミを防ぎます。同じような効果のある成分としてアルブチンやコウジ酸がありますが、ルシノールは肌によく浸透するので、効果を実感しやすいです。

◎トラネキサム酸

人工アミノ酸の一種で、皮膚科ではシミの治療にも応用されており、特にシミの一
種である「肝斑」の改善に効果があります。
化粧品に含まれているのは、メラノサイトの活性化を効果的に抑える新しい美白有
効成分として資生堂が開発した「m-トラネキサム酸」です。医薬部外品の美白有効
成分として厚生労働省から認可されています。

さいごに

化粧品の中には刺激が強いものなど、肌に合うかどうかは個人差があるかと思います。試供品があれば一度使ってみましょう。ただ、どんな美白化粧品でも、ある程度効果が感じられるまでには、2~3ヵ月程度かかるのが普通です。すぐに効果が出なくても、諦めずにじっくりとケアを続けてみてくださいね。

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