健康志向が高まっている近年では、ワークアウトと呼ばれる様々なエクササイズに挑戦している方も多いのではないでしょうか。ジムだと会員制のものが多く月々の登録料がかかり、金額的に厳しいものや、「痩せよう」と思って始めてもなかなか続けられず途中で諦めてしまったり・・・。もともと運動が苦手だという方にはジョギングはハードルが高いのかもしれませんが、「タダ」で「気軽」に始められるエクササイズこそがジョギングなのです。また、ジョギングは有酸素運動になるため、脂肪燃焼にとても効果的です。全身を使った運動なので、血流も良くなるといわれています。
今回は筆者の経験も交えて、ジョギングをすることによって得られる心身の変化と効果、そしていかに継続していくかの工夫をご紹介したいと思います。
ストレスレスで挑戦!無理な目標設定は避けよう
筆者がジョギングを始めたきっかけは、20代後半になり体力の低下を認識するようになったためです。もともと運動は大好きで、学生時代の部活動は運動部に所属していましたし、たまにウォ―キングを行っていましたが、不規則な生活スタイルが続いたせいか疲れが取れにくく感じることが増えました。また、下半身太りも気になってきたのでダイエットも兼ねて挑戦してみることにしました。
ジョギングをはじめるにあたって、まずはじめに行ったことは目標の設定です。「週に2回、ゆっくりと1時間程かけて走る」という自分ルールを決めました。自分の性格はご自身が一番よく把握してらっしゃるでしょうから、めんどくさがりな方や飽きやすい性格の方は「最低でも週1日は行う」などと、続けられそうな日数設定をオススメします。
また「どうしても辛いときは、休んでも大丈夫」と自分に言い聞かせることも大事なポイントです。目標通りに完璧にこなそうとするとストレスになってしまいますから、逃げ道を作っておくことも必要です。
ジョギング前のウォームアップとクールダウンは忘れずに!
ついつい忘れがちで、必要ないんじゃないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、ジョギング前のウォームアップはとても大事です!いくら毎日の出勤や買い物で歩き慣れているからとはいえ、ジョギングをナメてはいけません。運動初心者だという気持ちで取り組みましょう。特に久しぶりに走るという方や、ジョギングは初めてだという方は念入りにゆっくりと行いましょう。
筆者がジョギングをはじめた当初は、本格的な運動が久しぶりということもあり入念に行いました。そのためか一番恐れていた筋肉痛にはなりませんでしたし、初日をやり遂げたあとはまた次も続けようという気持ちになりました。もちろん、ジョギング後のクールダウンも忘れずに行うことをオススメします。
楽しむことを一番に考えよう
走ることだけにこだわるのではなく、ジョギングを続けていくうえで一番重要なことは楽しむことです。ひたすら走り続けるのでは、走り切ることが目的になってしまってなぜジョギングを始めたのか、
その意味を忘れてしまいがちです。また、継続していくことが出来ません。
健康のために、体力向上のために、「続ける」ことがとても大切になってきます。
ゆっくりと走るスロージョギングは、普段何気なく通り過ぎている町でも、日頃気付くことができない風景を見つけたりなどの新しい発見があります。マンネリにならないように、たまにはジョギングコースを変えてみたり、お気に入りの曲を入れたiPodで気分を上げたり「楽しむ」環境づくりを忘れないでください。犬を飼っている方は、散歩がてら歩いても良いかもしれません。
ゆっくり走ることで汗がたくさんでてきて、体がスッキリと軽くなります。そしてはじめの数回はきつく感じていたのに、身体が慣れてくると程よい疲労感が気持ち良く感じてくるようになります。
休みたいときは休む!妥協も大事…
週に2回順調に続けていた筆者ですが、悪天候で走れなかった日が続いたり、気分が乗らなかった時はサボってしまった日もあります。特に気分が乗らないときに無理してジョギングに出かけても、楽しくないのです。そんな時は一旦休憩しましょう。走りたくないならウォ―キングしてみるとか、室内で出来るヨガやダンベル運動などで気分転換をするのです。
目標のために続けるということは、とても大変で気力が必要です。だからこそ、休みたいときは休んでも大丈夫だという意識持つことが大切です。
筆者はジョギングをはじめて約3か月ほど経ちましたが、このように自分の中で妥協をしたことで、今でも億劫になることなく続けられているのではないかと思います。
終わりに…
身体を動かすと気分転換はもちろん、筋力がアップして代謝が上がったりサイズダウンが期待出来たりと良い事尽くめです。またジョギングは全身の筋肉を使いますから、普段の生活の中で使われていない部分を絞ることが可能です。筆者がジョギングをはじめてから気付いたことは、もちろん体型の変化もありますが、一番の違いは疲れにくくなったということです。もし途中で諦めていたら、このように感じることはなかったでしょうし、続けられているという達成感もあります。
ストイックに自分を追いつめるのではなく、時には妥協もしつつ、継続していくことが大事になってきます。ぜひみなさんも、ジョギングにトライしてみてはいかがでしょうか?